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「マイホーム買ったばかりの奴を転勤させる」って会社にメリット無いよね

マイホーム購入直後の転勤はもはや様式美だよね | 日系パワハラ
http://nikkeiph.com/myhome/

これを何日か前に読んだので、関連してすこし考えてみました。


その結果、私が言いたいのは以下の2つになりました。
①転勤のある可能性がそれなりに高い仕事で、その場合を想定しないで家を買うのはアホなのではないか。
②「”家を買った人間を”転勤させる企業はひどい」というか、そんなことする会社なんてめったにないぞ???
というところでしょうか。



以下、そこに至るまでに考えた事です。

まず転勤が発生する状況を類型化してみました。基本的に転勤が発生するのは、以下の3つ(あるいは4つ)の場合である。
①ジョブローテーション、育成の一環として。
最初の2年間とかで工場から販売からサポートとか、ひととおりの業務を学んでもらう、なんて話。あるメーカーでは、いきなり新人を新興国も新興国、南米とかアフリカの事業所に放り込んで製品を行商させたりする。そうやって商売のイロハを学んで本社に戻って営業の担当に、、、みたいなケースもあるよね。
まぁ少し上の話になってくると、本社で経理を担当させてた人を、地方とか海外の子会社で部長とかで吹っ飛ばして、担当レベルではわからなかった経理の1~10を学び、管理職としての実務経験をしてもらうとかそういうの。
②その人が必要な場合
例えば日本市場が中心だったけど、日本の市場は頭打ちなので、次はアメリカだ!アメリカ市場を開拓しなければ!という風に経営者が決めたとする。優秀な成績を上げていて信頼できる国内の営業所の所長さんを、このたびシカゴ事務所の強化のために移ってもらう事にしました、というようなケース。
元記事の会社のように、割と東京一極集中だったりすると、ある程度必要な人間が一定数出てしまう、、、って事はありますよね。


③左遷
業績が上がらず出世できなかった人間が人減らしのために子会社や関連企業に飛ばされたり、派閥争いに負けた人が窓際に追いやられたり、まぁそんなこともあるんでしょうね。


④家庭の事情
奥様の実家の両親が倒れ、看病のために京都に移ってしまった。数か月後、旦那の京都転勤が認められ、無事家族が合流できることに。


もちろん、個々の転勤の話が上記の①~④の理由に明確に分かれるわけではなくて、実態としては①と②の複合だったり、②と③と④が微妙にかぶっていたりするわけですが、類型化するならこんな感じかなぁと思うわけです。


転勤における①のケースは、20代のまだ業務経験がほとんどない頃から、1人前の社畜おっとビジネスパーソンとしてやっていける30代後半ぐらいまでですかね。
②は、現場メンバーとしてしっかりやれるようになる30代前半から、40代中盤~後半ぐらいまでってところでしょうか。
③はわかんないけど40代以降で~みたいな話ですかね。
④はいつ発生するかわかんないよね。(”家買った直後”みたいな文脈で言えば、それこそマイホーム入居翌日に親が倒れちゃうかもしれないしね。)


そうするとまぁ、転勤というのは(それが発生するような業務においては)年代関係なく発生するわけです。
一方で、家を買う年代てのもありますよね。大体30手前~30代いっぱいぐらいで買う人が多いんじゃないですかね。するとアラ不思議、「家を買ったばかりの人間が転勤!」というケースが発生しますね。
そりゃもう一定の確率で発生しますよ。「あいつは家を買ったばかりだが、会社としてはどうしてもあっちで活躍してもらう必要があるから、申し訳ないが単身赴任してくれ」みたいなケースが。あるんです。


あるけれども、それは「転勤してほしい人間が”たまたま”家を買ったばっかり」という場合であって、「家を買った人間を転勤させる」とは全く異なるものである。ということは考慮しておかなきゃならない。
転勤者選定の条件の中に「家を購入した人間を優先してリストアップする」みたいな条件があるかというと、そんなことしても会社側のメリットってほっとんど無いんですよね。知り合いで結構いろんな会社の人事の人とこういう話をしたことありますけど、そんな話は聞いたことがないですね。

逆に考えればさ、じゃあ「家を買ってない人間を優先的に転勤させる」とかだったら、そっちの方が問題のような気がするし、そんなヘンな条件は普通に考えたら設定しないでしょ、って話よ。

少し考えてみると、30代とかの持ち家率がかなり高くて「転勤するのはほとんど家を持っている人間である」みたいなことは起こりえそうですけど、そんなの当たり前の話だよね。
もう一つ僕が思っていたのは、元記事のブコメにも書いてた話ですけど、「転勤ってのは誰もが発生するけど、持ち家じゃなかった人間は『持家じゃなくてよかった・・・』と胸をなでおろし、家を買った人間、特に買ったばかりの人間が『ぎゃああああ買ったばかりで転勤だあああああ』と大きな声で騒ぐから、そんなケースが多いように感じられるだけなんじゃないの・・・?」というもの。
とまぁここまで、「社会の仕組みをわかってないオッサンの妄想乙wwwwwお前の観測範囲で聞いたことないだけだろwwwwww世の中厳しいんだよ馬鹿がwwwwwwww」で片付いちゃうような話でしたね。
というわけで考えてみました。
まず、①のケースで転勤しない道はあるかどうか。まぁ多分あるんでしょうね。ジョブローテーションの一環としての転勤というのであれば、逆方向のキャリアを志向すればいい。つまり、同じ仕事をやり続けたい、というもの。そうした道をある程度先決めしておけるのであれば、ローテーションであってもそんなに長い期間放っておかれたり、という事は無いんでしょうね。
問題は①の例の後者で上げた管理職としていろいろ経験してもらうために、敢えて子会社とかに飛ばすケースですよね。これはさっきの「同じ仕事してます」ってのから、いろんな不測の事態、例外事項を経験してもらうための措置であったりするので、中々回避方法が難しいですね。俺は管理職なんかにはなりたくない!といったところでしょうか。
②を回避する方法は「代わりにあいつのほうが適任」と推薦する、とかですかね。あるいは代わりの人を雇ってもらうとか。
結構エキセントリックな会社では、②の例でシカゴ所長を雇ったりしますよね、それで日本の所長はクビになるんですけどね。クビと転勤どっちがいい?って恐ろしい話ですね。
ただ共通点として言えるのは、①②あたりは、結構仕事内容によって転勤が発生する可能性が高いか高くないか、というのは割かし容易に想像できることなんですよね。人員配置の流動性的な話で。そう考えると、転勤可能性が高いのに敢えて家を買うのは、なんでなんでしょうね。その家をどうするのかのプランをちゃんと作っているのであればいいですけど、そうでないのに家を買ってしまうのは、、、まぁアレですよね、勢いですよね、仕方ないよね。オホホ。
③はなんかわかんないけどもう、闘争!の世界なのでよくわかりません。
④は省略。④が許されるのは有難い事だよね。こういう話は結構聞きますね。
まとめると、
やっぱり少なくとも「家を買った人間を転勤させる」という行為は合理性に欠けているし、会社にとってのメリットは無いわけです。
それでも、たまたま家を買った人間が転勤対象になってしまうことは往々にしてある。だが、家を買ってない人間なら優先的に転勤させるとしたら、それはそれでおかしい。
家を買った人間を転勤させないために、他のエリアで人を雇うと、そりゃもう仕事量は変わらず一方人が増えるわけですから、「誰かがクビになる」世界ですよね。




ではどうするのか?という所にもチラッっと言及しておくと、そんな事をしている会社がもしあるんだとして、そんな会社にて「家を買った」という理由で転勤を命じられたとしたら、とっととお辞めになる事をお勧めしますね。


なぜなら、会社にとってメリットの無い非合理的な人員配置をしている会社なんて、遠からず競争力を失って潰れるか、何らかの苦境に陥ってしまうことでしょう。
仮に、ずっとそんな非合理的な事をしていても、苦境に至るような気配がないのだとしたら、それはその会社が、誰をどのように配置してもちゃんと好業績を上げられるという、極めて優秀な人材が勢揃いな会社である事は間違いありません。そんな優秀な人材を多数抱える会社の構成員の1人である貴方自身も大変優秀である事は間違いないので、無理だと思った転勤命令を受けたら、さっとおやめになって新天地で活躍しましょう。

というところまで考えました。以上。




あっちなみにこの文章はリンク貼ってますけど元記事を貶めようとしたり反論しようとしたりしている意図はございません。いつも「あるあるーwww」とか思いながら楽しく拝見させていただいております。では何で書いたかというと、元記事に乗っかって支離滅裂な提灯記事を書いたイなんとかって人に対するあてこすりであることをここに明記しておきます。