「持ち家か?賃貸か?」でクヨクヨ悩んでる奴は生涯地を這う

というのはタイトル詐欺ですけどね。
昔からこの手の議論を読むたびに疑問に思ってた事をいくつか書いておこうと思います。


①投資物件として、儲かる儲からないで考えたときに、どちらの派に乗ったからお得だとかそういうのは、特に考える必要が無いのではないか?

需給バランスが変わればそれに応じて価格が変わるので、どっちを選ぼうと結果的には似た方向に収斂していく?ということを言いたいんですけどね。
すげー単純な例として、
・賃貸派が増えて、購入派が減る
・賃貸物件の供給量に対して需要が増えるので、価格が上がる
という事が成り立つんじゃないのかしらね、、、


というわけならばで、例えば賃貸派が増えているならば、今すぐ相対的に安くなっている(はず)の分譲物件を買って、すぐに供給が不足しているというその賃貸に回せば、かなり稼げるんじゃないかと思いますけどどうなんでしょうね。
その場合、そうやって「買った物件を賃貸に回す人」は購入派なんですかね賃貸派なんですかね。よくわかりませんね。

 

 


②一方、たいていの人間にとっては住居なんじゃないかとして考える場合は、投資利回り以外の要素のほうが重要じゃんね。
ウチの場合はマンションを買ったんですけど
・住みたい街があり、既に賃貸で10年近く住んでおり、これからもずっと住みたいと思っている
・そのために、職も(ほぼ)転勤などが発生しないものにしている

これで賃貸に住んでた頃の倍の広さで設備もケタ違いのものを、およそ1.5倍ぐらいのコスト(月次でノーマルに割ればね)で住めるようになったのでありがたい話だなぁと思うわけです。

そのうえで、
・モノを持たないようにスペース作りを徹底(家族の人数が増えた場合を想定してバッファを用意しておく)
・万一海外含めてどっか移る事になってしまっても、すぐ賃貸に出せるようには準備しておく(汚さないとかそういうの)

まぁ別に、これは例なので、もちろん「住居を数年おきに引っ越したい」とか「引っ越さざるを得ない可能性が高い」とかそういう条件があるから賃貸とか、そんな風な決め方でも十分だし、どっちでもいいんじゃないかなって思いますけどね。

そんなわけなので、「今後どう生きていくか?」が「どんな家に住むか?」の前に先立つんじゃないの?ということ。
その意味で、生き方を変えずに「持ち家?賃貸?」とかの論点に解なんて出るわけがないんだから、どっちか悩んで記事見てどちらかの派でゆらゆら動いている人は、その前に人生の進め方を考えたほうがいいんじゃないかしらね。


これは本題とはあまり関係なくて蛇足なんですが、これも疑問に思ってるのでついでに書いておきます。よく不動産屋さんか不動産コンサルタントとかいう人らが「マンション暴落!マンション暴落!」とか言ってる記事ありますよね。よく読むとたいてい枕詞みたいに「(都心あるいは駅近など好条件の物件ならともかく、そうでなければ)暴落する!暴落する!」などと必ず書いてあります。それを見るたびに僕は「じゃあ簡単な話でそんな都心で駅近好条件の物を入手すればいいのであって、どうしてわざわざそうでないものを選んだ上でフヨフヨ記事で迷ったりするんだろう?」ととても不思議な気持ちになったりします。謎ですね。