kit oisixは間違いなく共働き子持ち家庭の救世主ではあると思う

どうも〜オイシックスヘビーユーザーのとろろ蕎麦邦明です。時間が〜た〜りない〜と


さて。


どのくらいヘビーユーザーかというと、多分もう10年ぐらいは定期ボックス(いわゆる一定量の食材が毎週宅配で届く)をずっと活用していて、ガンガン野菜が届いてはろくに調理もせずに放っておく、みたいな事を何年も繰り返していたぐらいにはヘビーユーザーですね。ホント無駄の多い人生。


そんな人生に業を煮やしたのか、嫁が産休に入ってからはオイシックスへのアクセス権が嫁に移り、注文量が3倍になるとともにちゃんと毎日料理されて食材が使われるようになり、なんというか我が家にも普通のクオリティオブライフがやってきたかのようです。


さらに、子供が産まれてからは、離乳食作りには欠かせない存在として、様々な野菜を毎週とどけてくれる有り難い存在な訳です。


え〜というわけで、前置きが長くなってしまったんですけれども、そろそろ始めたいと思いま〜す。今回はこれ、kit oisixを紹介してみたいと思います。

kit oisixとは

めんどくさいので本編のこちらをご覧下さい。
KitOisix About|有機野菜などの安全食材宅配 Oisix(おいしっくす)
なんだこのサイト、大事な簡潔説明テキストが画像になってるぞ。
という訳で起こしました。

  1. 主菜、副菜が20分で作れるレシピがついています
  1. 必要な分だけ、最適な状態で。しかも野菜たっぷり
  1. 新しいレパートリーとの出会いもご一緒に

なるほどわかるようでわからん。つまりですね、丁寧な工程が書かれたレシピと一緒に、そのレシピで使う食材と調味料がセットでついてきて、ババーンとキッチンでそいつらを片付けているだけであっというまに食事ができちゃう優れもの、というわけなんですね。このサービスが始まったのと、嫁が購買の主導権を握り始めたのがほぼ同じタイミングでして、割とはやくからこれを使うようになりました。


この度は知り合いから「あれってどうよ」と聞かれたので、感想を書いてみようと思った次第でございます。

kit oisixのここがよい

調理における下ごしらえ工程を大幅に省略できる。

まず、皮をむかなくてよい、洗わなくて良い。
これはオイシックスの野菜ならではの特徴かもしれません。健康やら品質やらをうたい文句にしているだけあって、有機野菜で、質の高いものを選んでいるので、皮毎食べられるものが多いです。また、鮮度が落ちるもの以外は洗われた状態で届くので改めて家庭で洗う必要もありません。
そんなわけで例えばイモの皮むきとか、めんどいなぁ〜と思うような作業をやらないで済みます。これは5分を急ぐような状況では大変強いアドバンテージです。


そして、ほとんど切らなくて良い。事前にカットされた状態で届きます。切ると著しく鮮度を失うものを除いては、切らなくて良いように加工された状態で届きます。
例えばにんじんを細切りにするとか、そういう工程を短縮できます。


無駄がない。

毎度、使い切りサイズで届きます。例えば、珍しい食材を使った料理とか、その時はよいけど、食材を余らせてしまったときに、その扱いをどうしたらよいか悩むことってありますね。それが使い切りだと全く無駄が出ないわけです。


これは精神衛生上も大変よろしい。あ〜あの野菜無駄にしちゃうな〜アフリカの皆様申し訳ない、と懺悔をする必要も。なんとかして消化しなきゃいつの何に使おう…と頭をひねる時間も脳内リソースも必要なくなります。これは非常に快適です。長年申し訳ないと思いながら無駄に野菜を腐らせていた私が言うのだから間違いありません。


また、結果としてのコスト抑制にもなっていますね。大体1食2人前で、1000円から1500円という価格設定です。外食よりは安いし、同量の料理を作る為の食材をオイシックスで注文するよりは大分安い。


調理の幅が広がる。

昔ながらの和食から、洋風中華エスニックと、けっこう幅広いメニューの中から選ぶ事ができて、レシピをストックしておくだけでも、大分やれる事は増えると思います。やっぱりさ、料理って一度作った事があるか、そうでないかで作るまでにハードルの高さは大分違うと思いますね。



いわゆるあんまり作らないジャンルの料理を作る時って、調味料にも困りますよね。なんと食材と同様に調味料も、基本的な調味料以外は、料理にあったものをパックされて届けてくれるので、これまた過度に調味料を用意しておく必要もないアラ便利。


レシピがあって、セットは不要(ちょっとアレンジしたいとか、人数を増やしたいとか)というケースでも、ちゃんとレシピの最後に、普通に食材を用意するならこれを買えリストもついてくるので有り難い限りですわ。



美味い

オイシックスの野菜は間違いなく美味いです。いわゆる高級な食材を扱うスーパーのものより安く、美味い。コスパを、コストに対するパフォーマンスと字義通りにとらえるなら、コスパ最強と言ってもよいと思う。
これは、さんざんオイシックスの野菜を無駄に余らせた私が最後の手段として「めんどくさいから生で食う」という事を長い間繰り返した経験からも間違いありません。ピーマンでもにんじんでもごぼうでも、ほぼほぼ生で食えます。旨いです。


もちろんカット小分けなので、kitに使われている野菜はその中では多少そういう小分け用途向け、という部分はあるだろうけれど、
それでも普通にうまい水準の食材が届いてくれます。有り難い限りです。





もっとめんどくさがりやへ

さらに圧縮された最強手段があって、冷凍kitもあります。
これは、先ほど一部カットしなきゃならない野菜があると書きましたが、それらも事前にカットしてある。冷凍だからね。
レンチンするだけ、鍋に突っ込むだけ、みたいな速さです。


総評

ここまで読んできてわかると思いますが。基本的な思想としては、食事を栄養調達の手段ととらえる人の考えで作られてます。もちろん随所に楽しく調理するための…ってのはあるんだけど、基本的にはババーンと流れ作業化を家庭に持ち込んだ設計になっているものです。
料理は文化やアートとしてとらてる人にとっては、相当に邪道なものだと思うし、やっていて楽しくはないだろうな、とは思います。
私もフリーダムに作ってこその料理だ、などと昔から思っていましたし。


とはいえ、ホントに両親共働きで小さい子を持っていると、子供はほとんど目を離せないし、仕事帰りの短い時間でなんとかしなきゃならないし、一体どうしたらいいんだ…みたいに困っちゃうときも多い環境では、すっごい助かるんですね。
ポイントは2つあって、

  • 作業工程自体が相当に短縮される事
  • ”悩まない”で済む事


だと思います。前者は単純に短い時間でなんとかしなきゃいけない!というものに対応している事。後者は、今日のレシピ何にしよう?あれを使ってコレをつかって…ああああれを作るとなるとアレを買わなきゃ…!!みたいな時間の事です。それを一切無くすことが出来るので、トータルでの時間短縮度合いは相当なものになっていると思います。



まぁもし蛇足であるとすれば、肉類と野菜類が1パックで届くので、冷蔵庫にしまうときに野菜室とチルドで分けなきゃ行けないから多少めんどくさい(数十秒程度ですが)、って所と、「20分で作れる!」をうたい文句にするがあまり、結構ゆで、炒め、レンチンの時間設定がガバガバで、場合によってはレシピ記載のじかんより倍ぐらいかけないとちゃんと火が通らなかったりする事もありますね。


まぁその辺は料理する側の感覚で調整すりゃいいんですけど。


関連してちょっと蛇足ですが。不思議なもので、これだけ定型化されて、工程まで明確に定義されていても、私が作るのと嫁さんが作るのではまた味が違ってくる。これはホント調味料の使い方とか、火のかけ方、ちょっとした工夫の差が味の差で洗われてくる。料理の奥深いところでありますね。
もしかしたら、料理における守・破・離の「守」を体得するのにもっとも適切な手段なのかもしれません!などと思ったり思わなかったり。






以上レビューでした。


アッちなみに私オイシックスさんから今の所1円もお金をいただいていない(むしろ相当払っている立場な)のですが、もしこの記事を読んでグッとくるものがあったオイシックスの広報宣伝担当者の方におかれましては、連絡いただければいつでも振込先を開示したい所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします!!!!







【追記】
ブコメなどを見て反応。


事業としてこのセットがとても優れているなぁ、というのは、全てが「時間短縮」につながっているからです。


例えば、元々提供している食材が有機野菜だからこそ「洗わなくてよい」「皮をむかなくてよい」という短縮が可能なので、あって、そうでない普通の野菜だったらその工程が必要になっちゃう。とか。



高い!については、金額だけ見れば高いのかもしれませんが、例えばよくある「専業主婦の時間単価」みたいなのに、実際にメニューに悩む時間や下ごしらえをする時間などを付ければ、大体ペイする範囲かなぁとは思います。要は何に金を使うかの優先順位がfitするかどうか、って話ですね。


段ボールについては、ヤマト便じゃなくて、オイシックスの物流定期便で運んでもらうと、専用の梱包箱で運んでくれますし、回収もやってくれます。