ASKAタクシー映像流出は、日本企業ホワイト化に向けた喜ばしい第一歩である

こんばんは社畜です。今日も深夜帰りで家庭がピンチ!


さて、今日はタイトル通りの事を言いたいのですが、もう文章を書きたくなくなってしまいました。


さて、なんかASKAさんが大麻容疑で逮捕されて、3年振り2度目的な強豪校の仲間入りを果たした訳ですが、なんかその逮捕前のタクシー映像がマスコミに流出したとかで話題になっていますね。なんか昼間に入った場末の食堂で流れるテレビで、私もそんな映像をチラっと見たような気がします。
インターネットではなんか「騒ぎ」になってましたね、我々の映像も全部録画されて流出してしまうのでは、とかなんとか。


まぁそうなんですよね。そうなるんですよ。我々はタクシーをそういうものだと思って乗らなきゃ行けないんです。

  • ところでこちらのお話をご覧下さい


とまぁ、いやぁ〜ひどい話ですね。どうもこういうちょっとイカれた企業人達の考え方は、対価に見合う価値を大きく見過ぎているようです。


人間やっぱり、生活が十分出来るだけの余裕を持ちながら、生活が十分出来るだけの給与をもらっていかないと、どこかで狂って行くのでしょうね。
そこをどうにか「真面目にコツコツとやるのが美徳」に代表されるような、いわゆる「職業倫理観」でカバーしてやってきていたのが、限界に来ているのではないか?と最近思う訳です。

参考
http://nensyu-labo.com/fireworks/heikin_suii26.gif


私なりの定義では、職業人の倫理観とは「悪魔の囁きに乗せられない事」だと思っています。例えば、上記の話で言えば、「金庫をちょろまかしたり悪さしない」「必要な引き継ぎ等はきちんとやる」という事になります。


この倫理観は、一般的に収入が高くなるにつれて高まると言われている(なんかあんまり研究結果とか出て来なかったんですけど、だれかご存知でしたら補足してください)。つまり、仕事の割に低い対価でいると、仕事上で来てしまうちょっとした「悪さ」の囁きに、つい負けてしまう瞬間が、やってくるんですね。
・その金庫に入ってるお金、ちょろまかしてしまおう…
・本業の財産を使って、副業に活用してしまおう…
・職業上得た秘密事項を、友人同士の飲み会の席でしゃべってしまおう…
等というものがあります。


タクシーも同じです。過労低収入の代名詞のようなタクシーに乗っている人が、有名人が逮捕される直前の映像を撮ってしまった。それを「謝礼を出すから」と言われついマスコミに流してしまった…
(これがまた、業界の倫理や会社の規定には反するけど、法律違反と解釈するのは難しい、という絶妙なポイントですね)


これを止められるのは一体なんだったのでしょう。やっぱり今の対価のままで、より高い倫理観をもって会社と従業員が業務に臨むべし、なんでしょうか?
我々は、「映像が流出するリスク」があるから、「タクシーに乗るべきではない」のでしょうか?そのリスクを取り締まる代わりに、代金が上乗せされるタクシーが存在したら、そこを選んで乗るようになるのでしょうか?


緒方恵美さんもキレています


こうした職業上の秘密を破る行為を、どうやって止めたらいいのでしょう?


私はただ下を向くばかりです。


  • だからこそ

倫理と対価のバランス、という観点に立ち戻れば、必要な事って「倫理をガチガチに攻める」ことじゃなくて「適正な対価を与える」という事になるべきなんでしょうね。本当にそれが至る所で実現されるようになれば、あらゆる企業がその職業に見合った対価を支払う、素敵な会社ばかりになるでしょう。


この辺の引用ツイートしたような一連の出来事は、真面目に労働者から企業、あるいはその先の我々消費者への警告・あるいは脅迫なんだと思っています。



社長、その給与は払い過ぎ!

社長、その給与は払い過ぎ!