チケット本人確認するなら本当に”都合が悪くて行けない人”はどうなってしまうの

こんな記事を読んだんですよ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140210-00000312-oric-musi


ももクロ、国立公演“本人確認”導入 転売・譲渡撲滅を呼びかけ

 購入チケットについては、「ご購入者ご本人にご覧頂くための販売に限らせて頂いております」と念押し、「インターネットオークション、対面販売その他方法の如何に関わらず、第三者より入手されたチケット、他人名義のチケットでのご入場は出来ませんので、何卒ご注意ください」と強く呼びかけている。

 なお、「座席のご購入者名義(AE会員証データ、及び座席引換券に登録されたご名義)と実際のご入場者が異なる場合は、いかなる理由にもかかわらず、当日のご入場をお断りさせて頂きますのであしからずご了承ください」としている


ですってよ。


まぁその、プラチナチケットを売って儲けよう、その転売のために大漁のチケットを確保してやろう、という輩をなんとかしたい、といのはよくわかります。


でも僕は、その考えに理解は示しても賛同する事はできません。

なぜなら、



本当にその公演に行きたくてチケットを取ったのに、都合が悪くなってやむなくチケットを手放さなければならない人への配慮というか、対応が全くないからです。


僕も以前、それで悲しい思いをしました。TMネットワークの久々の公演を見に行く気満々でチケットをとったのですが、仕事の都合でどうしても行けなくなってしまいました。
その時に、そのチケット自体転売対策なのでしょうが、届くのが公演の数日前で、その時点で代わりに行く人も見つけられず、本来別の行きたかった人に渡すべきところだったのでしょうが、その手段もなくそのチケットは時間が来てただの紙切れに変わりました。
(また、TMネットワークのチケットについては別の悲しい話もあるのですがそれはまたいつか)


公演に行きたい人が、誰もがいけるわけではないですし、チケットとれなくても、どうしても行きたい人がいる。そんな人たちがいる中で、救済の仕組みがないと、結局席が空席になってしまうという悲しい事になる訳です。行けなかった人も悲しいし、行きたかった人も悲しいし、演者スタッフも悲しい事でしょう(悲しいことと信じますよ)


正直僕は、こんな思いをするなら草や花に産まれたかった、おっと違う、こんな悲しい思いをするなら、転売なんてアリでいいんじゃねえのか、ぐらいには思っています。



だから是非、今回の仕組みを入れる人たちは忘れないで下さい、そのせいで行けなくなって空席になってしまうチケットと、そこに入れなかった悲しみと入れたかもしれない悲しみを。


それこそ本人確認必須なら、チケットのIDとかで識別して、公式に買い戻して再販売の仕組みだって作れると思うんですよ。
そういう救済措置とセットでの「本人確認」なら、喜んでやるべきだと思いますよ。



以上。